光回線の工事ができない!そんな場合の対処法は?


「光回線を引こうと思ってたけど、工事ができないって言われちゃった。。。」

「電話の配管が使えないので工事ができないって言われた。。」
 

光回線を導入しようと思っていたのに、工事ができない、引けないと言われることは少なくありません。
 

ここでは、光回線の工事ができない理由と、光回線が引けない場合の対処法を解説します。
 

光回線の工事ができない!その理由は?


光回線の工事ができない理由は主に下記の3つの場合です。
 

賃貸住宅で大家さんや管理会社の許可が出ないため


賃貸のアパートやマンションなどで光回線を引く場合には、管理会社や大家さんの許可をとる必要がありますが、壁に穴をあける工事が必要であったりすると、大家さんや管理会社が許可しない場合もあります。
 

光回線の配管がない場合は、エアコンダクトや通気口を利用して光ケーブルを引き込みます。
 

しかし、エアコンダクトを利用できない場合や、通気口を利用できない場合は、壁に穴をあける工事が必要です。
 

壁に穴をあけるのを嫌がる大家さんは多く、許可されないケースも多いです。
 

建物の構造上、工事ができないため

戸建ての持ち家の場合、追加工事は自分の判断でいくらでも可能ですので、建物の構造上の理由で光回線を引けないという事はまずありません。
 

しかし、賃貸アパートやマンションの場合、光回線のケーブルを通すスペースがない場合や、配管を設置できないなどの理由で、光回線を引けないという事もあります。
 

特に古いマンションなどでは、配管スペースに余裕がないことも多いようです。
 

また、付近の電柱が地中化されていて、光ケーブルが引けないというケースもあります。
 

光回線が引けない地域・エリア外であるため


光回線はすべての地域で引けるわけではなく、地方の人口の少ない地域をはじめ、山間部や離島などには、光ケーブル自体が引かれていないため、エリア外となっている地域も多いです。
 

NTT東西の公式ページの「フレッツ光提供エリアのご確認」で住所を入力すると、対応エリアかどうか確認できます。
 

エリア外であった場合、「ご利用希望登録」で利用したい意思を示すことはできますが、将来的に確実にサービスの提供を約束するものではありません。
 

利用希望者が多い地域から優先的にサービス提供が検討されるという程度のものなので、ユーザー側からすれば、いつから利用できるのか全くわかりません。
 

ご利用希望登録から登録したとしても、すぐに光回線が引けるようになるとは考えない方がいいでしょう。
 

光回線の工事ができない!そんな時の対処法

光回線の工事ができない、光回線が引けない!そんな時でもインターネットをあきらめる必要はありません。
 

WiMAXなどの無線のネット回線を利用する


WiMAXをはじめとしたポケットWi-Fiは、無線でインターネット回線に接続するので、開通工事は一切ありません。
 

WiMAXやポケットWiFiは、光回線と比べて通信速度が遅い、安定しないというイメージを持つ方も多いですが、ワイモバイルなどのポケットWiFiは、携帯電話やスマートフォンと同じ回線を使うため、エリアも広く、山間部や一部離島などを除けば繋がらないという事はまずありません。
 

WiMAXも基地局は急ピッチで増設されており、エリア拡大も進んでいます。
 

速度もWiMAXなら最新機種のルーターで下り最大1.2Gbpsと光回線と遜色ないレベルまで進化しています。
 

外出先でもスマホの速度制限を気にせずネットにつなぎたいという方ならWiMAXのモバイルルーターがおすすめです。
 

ネットを使うのは家でだけという方なら、ホームルーターが選べます。
 

光回線の工事ができないという方には、WiMAXが最もおすすめのサービスです。
 

ケーブルテレビのインターネット回線を利用する

光回線が引けない、工事できないという場合には、ケーブルテレビ会社のインターネットサービスを利用するという手もあります。
 

WiMAXやポケットWiFiなどでも対応エリア外という方は、ケーブルテレビでのインターネット利用が可能かどうか検討してみましょう。
 

しかし、ケーブルテレビ会社のインターネットサービスは、回線の途中に従来型のメタル回線(銅線を使ったケーブルを利用)を利用しているため、速度が遅いというデメリットがあります。
 

ケーブルテレビ回線の場合、最高速の350Mbpsで月額6,000円(最大手JCOMの場合)と料金も割高です。
 

他に、ケーブルテレビ回線と同じメタル回線を使ったインターネットサービスとしては、ADSLがありますが、ADSLは2023年1月末でサービス提供終了が発表されており、新規申込の受付も終了しています。
 

ケーブルテレビの番組とセットで申し込む場合は、料金面でのメリットがありますが、ネット回線単独で利用する場合は、WiMAXの方がコスパもよくおすすめです。
 

光回線の提供元を変えてみる


光回線のシェアはNTTが6割を超えており、光回線と言えば東西NTTの「フレッツ光」をイメージする方も多いでしょう。
 

しかし、NTT以外にもKDDIの「auひかり」や、ソニーネットワークコミュニケーションズの「NURO 光」も提供エリアを拡大しています。
 

光回線を申し込もうと思ったけど、エリア外だったという方は、他社の光回線でのエリアも確認し、他社回線ではエリア内とならないか確認してみましょう。
 

光回線の工事ができない場合はWiMAXがおすすめ


光回線の工事ができない、光回線が引けない場合の対処法を解説しましたが、ケーブルテレビ回線とWiMAXを比べた場合、将来的なサービス改善も視野に入れると、WiMAXがおすすめです。
 

WiMAXは、光回線が届いていない地域での光回線に変わるブロードバンド回線を担うものとしてその役割が期待されており、回線の速度アップや基地局の増設がすすめられています。
 

政府も都市部と地方でのデジタルディバイド(インターネットなどの情報通信技術の利用の可否による格差)を解消するべく、総務省においてデジタルディバイド解消戦略を策定しています。

その中で、光回線を引けない地域での代替手段として、WiMAXをはじめとする無線でのインターネット回線への接続をバックアップしていくとしています。

参考:総務省デジタルディバイド解消戦略(概要)
 

無線の回線は対応エリアであるかどうかの確認は必要ですが、工事の必要もなく、光回線よりも料金も安く、ルーターを自由に持ち出せるなどメリットも多いです。
 

WiMAXは速度も速く、エリア拡大も急ピッチで進められており、光回線に変わるインターネット接続回線としておすすめです。

タイトルとURLをコピーしました