「ADSLっていつまで使えるの?」
「ADSLから乗り換えるならどれがいいの?」
ADSLの新規受付は各社ともすでに終了していますので、現在ADSLをお使いの方は、いつまで使えるのかとても気になりますよね。
このページでは、ADSLはいつまで使えるのか、ADSLから乗り換えるなら何がいいのかを徹底解説しちゃいます!
ADSLっていつまで使えるの?
フレッツADSLは2023年1月末まで
東西NTTが提供するフレッツADSLは、2023年1月31日まで利用できますが、新規お申込みは、2016年6月30日をもって受付終了しています。
しかし、光回線サービスの「フレッツ光」が提供されていないエリアでは、引き続きADSLサービスは提供されます。
フレッツ光の提供エリアについては下記のリンクからご確認ください。
>>NTT東日本エリアはこちら
Yahoo!BB ADSLは2024年3月末まで
ソフトバンクが提供するadslサービス、Yahoo! BB ADSLは、2024年3月末で提供を終了します。
また、設備の状況によって2020年3月以降に一部の地域から順次サービスを終了します。
該当地域のユーザーには、2019年10月からサービス終了についての案内があります。
イーアクセスADSLはいつまで?
イーアクセスのADSLサービスも、2024年3月末で終了します。
イーアクセスは2014年7月1日にワイモバイル株式会社に名称が変更され、2015年7月1日にソフトバンクの完全子会社となりました。
サービス名としてはイーアクセスというブランド名は残っていますが、ADSLの回線はソフトバンクのADSLサービスであるYahoo!BB ADSLと同じです。
旧アッカネットワークスのADSLサービスも2014年3月末まで
旧アッカネットワークスが提供していたADSLサービスも2024年3月末までで終了となります。
アッカネットワークスは、2009年6月25日にイーアクセスに吸収合併されており、イーアクセスはその後、ソフトバンクの完全子会社となりましたので、Yahoo! BB ADSLと同じ日にサービス停止となります。
ADSLはいつまで使えるの?ADSLが終了する理由は?
ADSLユーザー数の減少
2019年3月現在のADSLのユーザー数は、173万件です。
これはピーク時の2006年3月末時点の1,452万件から88%の減少となっており、ADSLから光回線やWiMAXなど、より高速なインターネット回線へのシフトが進んでいるためです。
利用者が減少してADSL回線の維持コストを賄えなくなれば、採算が合わなくなりますので、撤退せざるを得なくなります。
設備の老朽化
設備の老朽化もADSLサービスの停止理由の一つです。
ADSL用モデムは2005年に製造終了しており、ADSL回線の保守に必要となる部材の不足や設備の老朽化により、ADSLサービスの安定的な提供は困難になると考えられています。
ADSLから光回線やWiMAXなどへ乗り換えるユーザーが増えているので、停止した回線に使われていた部材を交換修理の際に利用するなどして、ADSL回線の一定の品質を保つことはできるとしても、製造終了している部材も多く、交換修理ができなくなるのも時間の問題です。
アナログ電話回線の廃止
ADSLは電話回線を利用してデジタルデータを伝送しますが、この電話回線は電話局と加入者宅とをメタル回線でつなぎ、交換機を介して加入者間で音声通話をするアナログ方式の電話回線です。
アナログ方式の電話回線も、交換機の製造中止と設備の老朽化や、加入者数の減少が続いているため、2025年1月末に廃止することが発表されています。
固定電話は2024年1月から順次、交換機とメタル回線を使ったアナログ方式から、ルーターと光ファイバーを使ったIP電話へ移行します。
NTTは光回線提供エリア外では引き続きADSLを提供するとしていますが、ADSLはアナログ電話回線にデジタル信号を相乗りさせてデータを伝送するものでもあるため、アナログ電話回線廃止のタイミングで、ADSLサービスも停止せざるを得なくなるでしょう。
ADSLからの乗り換えにおすすめは光回線?WiMAX?
ADSLサービスの停止にともなって、乗り換え先としては光回線を検討されるケースが多いようです。
しかし、光回線といってもプロバイダによって、料金やキャンペーンも様々です。
また生活スタイルやインターネットの利用状況によっては、光回線よりもWiMAXを選んだ方がいい方もいます。
ADSLからの乗り換え先を考える前に、光回線とWiMAXそれぞれのメリットデメリットを確認しておきましょう。
光回線のメリット・デメリット
・ADSLより料金は高い
・工事が必要
・開通までに時間がかかる
光回線の速度はADSLの200倍
光回線のメリットは、何といっても高速で安定していること。NTTのフレッツ光の速度は1Gbpsですから、ADSLの最高速度である50Mbpsの200倍です。
ADSLは基地局から離れるにつれて速度も遅くなりますが、光ファイバーで信号を伝送する光回線は、距離に関係なく高速大容量通信が可能です。
ADSLから乗り換えた方は、高画質動画の視聴やゲームもストレスなく楽しめることに驚くでしょう。
ただし速度はあくまで理論値です。
実際のスピードは、回線の混雑状況にも左右され、夕方~夜間の混雑する時間帯は、500Mbps前後というケースが多いです。
光回線のデメリットは工事のわずらわしさ
光回線は、光ケーブルを宅内に引き込む工事が必要です。
工事も最短で2週間後、場合によっては3か月後というのも珍しいことではありません。
工事日程の調整だけでなく、賃貸住宅の場合は、大家さんや管理会社の許可を得る必要がありますし、女性の一人暮らしなら工事業者が室内に入るのも不安になるものです。
工事完了まで待てない、お部屋に知らない人が入るのはイヤだという方は、工事の必要がないWiMAXを検討しましょう。
WiMAXのメリット・デメリット
・工事の必要なしで最短当日でも開通可能
・モバイルルーターを選べば、家でも外出先でもネットが使える
・3日間で10GBを超えると速度制限される
WiMAXなら工事なし最短即日開通も
WiMAXは光回線のようなわずらわしい工事は一切ありません。
UQ WiMAXやBroad WiMAXのように店舗で受け取り可能なプロバイダなら、クレジットカードでのお支払いを選択して、希望のルーター端末の在庫があれば、その場で端末一式を受け取れます。
最短で申し込み日の当日からネット回線が使えちゃうってことなんです。
スマホを契約して、本体を受け取りすぐに利用できるあの感覚です。
すぐにネットが使えるってやっぱり大きな魅力ですよね。
モバイルルーターで家でも外でも気軽にネット接続できる
WiMAXのもう一つのメリットが、家でも外でもネットに接続できること。
WiMAXのルーター端末は、小型軽量で持ち運びに便利なモバイルルーターと、自宅やオフィスなどで据え置き型として使うホームルーターが選べます。
モバイルルーターはカバンに入れて気軽に持ち運べるサイズなので、外出時に持ち歩いていつでもどこでも自分だけのインターネット回線に接続できます。
毎月月末近くになるとスマホの速度制限に悩まされている方なら、WiMAXのギガ放題プランと、スマホのデータ量最小のプランを組み合わせた方が、速度制限に悩むことなく、料金も安くなります。
WiMAXのスピードアップは現在進行形!
WiMAXの速度は最新機種でエリアや時間帯、混雑状況、ルーター端末により変わってきますが、最高で1.2Gbpsと光回線を上回り、高画質の動画もストレスなく楽しめます。
ルーター端末は毎年最新機種が発売されますが、年々速度がアップしており、今後もスピードアップが期待できます。
ただし、WiMAXは無線の回線ですので、光回線と比べると通信の安定性では劣ります。
また、直近3日間の通信量が10GBを超えると速度制限されるのもデメリットと言えます。
光回線がおすすめなケース
4Kの高画質動画視聴やオンラインゲームをガッツリ楽しみたいという方は、WiMAXではなく光回線がおすすめです。
また、休日にNetFlixやhulu、AmazonPrimeなどの高画質モードで映画をたっぷり楽しみたいという方も光回線を選んだ方がいいでしょう。
WiMAXがおすすめなケース
工事がわずらわしい、すぐにネットを使いたいという方、また外出先でも気軽にネット接続したいという方は、WiMAXがおすすめです。
WiMAXは光回線よりも速度が遅く安定しないという点に不安を感じる方もいるかもしれませんが、超高画質の動画を長時間視聴したり、オンラインゲームの操作性にこだわるといった、インターネットのヘビーユーザーでもなければ、WiMAXでも十分です。
▼▼13:00までの申し込み完了で当日発送もOK▼▼
>>月額料金最安級!Broad WiMAXの詳細はコチラ<<
ADSLの終了で勧誘電話には要注意
NTTがADSLの終了を発表した後、NTTの代理店を名乗り、光回線への乗り換えをしつこくすすめる勧誘電話が多数あり、NTTへもクレームが多数ありました。
しかし、NTTはADSLの廃止に際して、光回線への乗り換えをすすめているわけではなく、NTTの代理店がしつこい勧誘を行った事実が確認できれば、厳しく指導するとしています。
現在は落ち着いているようですが、アナログ回線廃止とADSLの終了のタイミングが近づくにつれて、再び悪徳業者がNTTの代理店をかたり不審な勧誘電話をかけてくることも考えられます。
電話での勧誘は証拠が残らないので、悪徳業者である可能性が高いと考えましょう。
ADSLから他の回線への乗り換えを考えるなら、電話勧誘のうまい話には乗らずに、ご自身でじっくり時間をかけて調べた上で、納得のできる選択をしましょう。